チョークが持てません
久しぶりにlineに予約の問い合わせが入っていました。折り返し何時頃がと聞くと、午前中の空いてる時間に何とかして欲しいと悲痛な響きの返事がきましたので、何とかしてあげました。
来られた時に右手の親指と人差し指を固定されていました。訳を聞くと「二月ごろから痛みがありました。年度末の異動でもと勤めていた学校に戻りました。平日はなかなかこれず、新年度を迎えて授業が始まりましたが、痛みが増してきて時々痛みに耐えかねてチョークを落とすようになりました」と悲痛な訴えを聞きました。
その症状を早く取ってあげたいと<波動診断>で診ていくと、とにかくこの痛みを早く何とかしてくださいということになりました。
固定したものを取り<皇希水・リペアクリーム>をじっくり押し込んでいきましたが、しばらくは顔の様子かひきつっていましたし、痛みに耐えていました。次の手当てに移るにしても、この症状が一段落しないという思いで押し入れていきました。
そのうちに指の動きができるようになってきましたので、動かしていただくと楽に動くようになりました。本人も指を動かしていましたが「指が曲がるし力が入ります」とほっとした表情になりました。
事前の手当てが済んだので通常の施術をして、仕上げの置鍼の時に伏せた状態で気になる指周辺に何本か刺しましたが、痛いのか少し声が出ていました。その上から遠赤のグッツを巻き付けて、遠赤ドームに入れて患部をしっかり温めました。
親指と人差し指の付け根から<瀉血>をしましたが、内出血していたものがそれなりに出ました。本人は固定では治らないと知っているので、体育祭の振り替え休日を利用して意を決してこられたようですからその期待に添うように処置をしていきました。
次第に腫れも取れて、指の曲げ伸ばしもできるようになっていました。表情は=今泣いたカラスがもう笑った=という感じになり、指にも力が出てきて「これで明日からの授業も楽になります」と身軽になった様子で階段を気持ちよく降りて車に乗り込み「指が楽になりました」といわれて帰られました。
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