気をもみ過ぎての疲れ
ご夫婦で来られている方がいます。見た感じはとても元気に見えるのですが、毎日一緒に過ごしている奥さんにとって、少し認知が進んでいるのではないかという心配の目で見ていくと、何となくそのように見えてくるのでしょう。
ご主人は田久に来られて施術前の診断よりも、ベットに上がってゆっくりしたいという気持ちがあり「今日もよろしくお願いします」と元気な声で態勢が取られます。何となく浮腫んだ顔の<整顔>から入ると、気持ち良くなられていい感じになりますので、通常の施術をして置鍼をして一休みしていただきます。
今回何となく頭部がスッキリしていないので仕上げの段階で<瀉血>をしましたが、その時も気持ちがいいのかぐっすり眠られていました。今回はそれに気づかれたのか「頭部のモヤモヤ感が取れてとても気持ちがいいです」といわれました。
奥さんに「何か気になっていること、ご主人に対しての思いなど、隣の部屋で灯火しますのでゆっくり考えられてみてください。しているつもりもあるでしょうし、これをしてあげたらいいのではないかなどを自分の本心との対話をされてみてください」と話しました。
ご主人施術している間、かなり時間をかけて座っておられました。ご主人の施術が仕上がる頃合いを見て「いかがでしたか、何か感じることがありましたか」と聞きました。本人が「いろいろと気になり過ぎて、してあげていると思っていました。そうではなく、何もしてあげていなかったことに気づきました。一人で気病みして自分だけが疲れていたことに気づきました」といわれました。
さらに「もっと主人の手足として支えていきたいという思いを強く感じました」と述懐されていました。その時の奥さんの表情は、してあげたいという思いともっと言葉をかけてあげながら、生活を楽しんでいきたいという気持ちが強くなってきた感じに見えました。
お二人の施術が終わり、最終チェックしていくと、ご主人はからだが軽くなったことを喜ばれ、奥さんはしっかり支えていくなかで「先のことを気にせずに、気持ち良く一日一日を過ごしていくようにします」と決意を述べられました。
皆さんの心身とものケアーをさせていただきながら、子どもたちに支えられて日々仕事をさせていただいている私は幸せだなぁという気持ちに次第になってきます。
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