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気になる奥さん

        気になる奥さんの症状

 自分は定年になってそれなりのからだの調整はしやすい立場になられ、週三回はフィットネスクラブに行って筋肉トレーニングをされているそうです。夏場に入ると水泳もできるようで、体力作りに余念がないようです。

 それを何に使われるのかはわかりませんが、昨年9月に来られた時も、同じようなことをいわれていました。その時はトレーニングがしやすい筋肉にしてあげたいという思いで、施術をしてあげました。その答えが「筋トレに行っていますが、こうした解れ感はありません。ということは今の自分にこの施術が必要なのかという思いがしてきました」といわれました。

 そのことを帰られて奥さんに話されたら「私は肩がずっと痛いです、鍼をされるということが何となく」といわれたようです。そこで「この状態が良くなるのであれば、何でもしてくださいといわれるまでお待ちしていますから」と伝えました。

 筋肉が固いから鍼が入りにくいのでより痛さを感じますので、私は健康所開所以来体を解してからツボに鍼を刺していくことにしています。その鍼も私のオリジナルの鍼ですから、気の流れの滞りを解すためにその都度変化は出てきます。

 最終的にはからだが解れて視野が広がり、気分がスッキリしますという言葉を聞くことが、鍼灸師としての仕事のし甲斐があるということになります。

 鍼灸学校での国家試験用の鍼の使い方と、体を解してからの置鍼用の鍼の使い方とは随分違います。それを47年させていただき、未だその集大成みたいな感じでの施術の妙用を楽しんでいます。

 今回奥さんの硬い痛いという言葉を聞いている方に「鍼はしないでもからだが解れる施術をすることはできますので、どうぞお越しください」と話しました。以前にも鍼はといわれていた方が、その良さを体感したら「解しもいいのですが、鍼をしたら芯まで解れますね、もっと早くからしてもらっていたら良かった」といわれた方もかなりおられます。

 今回の方がどういうご縁で来られるようになるのか、肩が痛いけどといいながら、なかなかこれないで過されるのか、旦那さんの言葉がどのように響いて、田久に来られるようになるのか楽しみです。

皇法健康所

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