車から降りてきた5人の子供
終業式の日の予約に「子供4人を診てもらえませんか」と電話が入りました。
『諫早から車で行くので、2時過ぎには着くと思いますので宜しくお願いします」ということでした。何とかしてあげたいと思ってその時間のお越しを待っていました。
その時間が過ぎても何の連絡もなく、3時過ぎに「途中が大渋滞でようやく大宰府インターに到着しました。都市高に乗って和白に着くまでもうしばらく時間がかかると思いますが、宜しくお願いします」と待ちな待った一報が入りました。
4時近くなって車で到着して降りてきた子供が5人いました。付き添いかと思いましたが「どうしても連れて行って欲しい、明日は沖縄であるジュニァのバレーボール九州大会に向けて出発するので、無理は承知で連れてきましたので宜しくお願いします」といわれました。
誰も助っ人はいませんし、カルテに名前を書いていただきながら、一人一人診ていくことになりました。小学生、中学生の男子とその中に女子中学生が一人混じっていました。
症状は腰が痛い子、膝が痛いのでサポーターをした子、足首をねん挫した子、慢性的な腰痛症がある子、肘が痛い子とそれぞれの故障を抱えて、どなたに聞かれたのか「とにかく行ったら何とかしてくれるから是非に行きなさい」といわれたそうです。
それぞれカルテを持って順番を待っていましたが、何せ一人でするので時間がかかります。とにかく一人一人の症状を聞きながら施術をしていきました。
3人目になった時に、ようやくここまできたという感じがしましたが、待っていた子供たちは待合室のソファに宿題を置いて勉強し始めていました。
一人づつ終った後で<波動診断>で診ていくと皆さん元気になっていました。付き添いの母親が「顔色も良くなってきて、元気になった様ね」と声を掛けてくれていました。
全てが終わった時は2時間半近くなっていましたが、自分としては「良くぞやったね」と自分を褒めてあげたい気持ちになっていました。
疲れた感じはないし、達成感にひたっていたら付き添いの親が「無理を承知でお願いしましたが、子供たちが元気になって帰ることができます。どうしても行きなさいといわれた言葉を、実感として受け止めることができました。またよろしくお願いします」といわれて諫早に帰っていかれました。
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