調理師ゆえの悩み

　　　　　　　　　調理師ゆえの悩み

　前回来られた時は「同僚から=仙人ばさみ=で左右の手の小指をはさむようにといわれて、していたら次第に味の感覚が出てきました」という報告を聞きました。

　今回はと聞くと「最近髪の毛が抜けはじめ、これはもしかして・・」という不安が出てきたので、それゆえ漢方薬を処方してもらっていますが、においの感じも今一つなのでどうしたらいいのかと悩みが尽きないようです。

　本人に「果たしてその漢方薬が今のアナタの体調に合っているのかどうか診てもらいましたか」ときくと「その薬の名前等が手帳に書かれていますので診てください」ということになりました。施術が一段落した時に<波動診断>で診たら、今は必要ないと出ました。本人はその結果について、そういえばその効果が今のところ見えないのでそうかもしれないと感じられたようです。

　次々と心配は出てくるようですが、ことを急がずに鼻の臭覚をあげるために=ミニ整顔=から始めましたが、心配性の感じの様子がすっきりしきました。それが済み伏せた状態で肩や腰の感じを診たら、コリが固まった感じでしたので<皇希水・リペアクリーム>を押し入れていくと、次第にほぐれてきました。それで=尻押し施術=をして、全体的に体を解しました。

　仕上げの置鍼は仰向けで鼻周辺と腹部・足を平均的に刺しました。それと今回は=仙人ばさみ=を手は鼻に関係する人差し指、足は肝・脾の親指と頭部に関係する薬指をはさみ、遠赤でのあたたためる箇所は腹部を重要視しました。

　それで一休みしていただき、挟んだ６カ所と頭部から<瀉血>をしていきました。その効果を本人が一番よく感じた指は、左手の人差し指のときで「鼻が通りました、先生の臭いがわかりました。さらに風の香りが感じられました。さらに頭部もスッキリしました、髪の毛にもいい状態があるのではないかと思いました」と報告がありました。

「漢方薬を飲んでいたが、香りを感じることはなかったが、今回は久しぶりに感じました。脳腫瘍の先輩に紹介されてきましたが、こうして新しい体験ができるのがとても嬉しいです」といわれました。
　
　髪の毛の不安解消には、次の予約の方が体験されていましたので、ゆっくり話を聞く機会ができ、アドレスの交換をされていました。本人も図らずもいい体験が出来たり、生の声をゆっくり聞けて、希望が湧いてきましたという感じの表情で帰られました。

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