病をいかに生かすか
病にならないのがいいのですが、なった時にどのような気持ちで生活するかが問われると思います。病院に行かれて検査を受けたら「異常はありません」といわれる。しかし痛み等の異常があるので来たのに、なんとなく腑に落ちないで帰ることは多くあると思います。
脳腫瘍の方は医師が処置の方法はありませんといわれたことで、ご主人の勧める話に耳を傾けて聞く気になられて田久の皇法とのご縁ができました。本人が最初に来られた時「ご主人の話をようやく聞く気になりましたか」と聞きました。
聞いたからすぐに効果が出るということはありませんでしたが、来られることによって次第に元気になられていきました。今では会社に復活されて正常な業務をされるようになられています。復活されたころは、帰って30分か1時間ほど横になって、元気を回復されてから夕食の用意をされていました。
最近は帰って横になるのがもったいないといって、食事の用意をしてから「ちょっと走ってくるから」といわれて外に飛び出していっているようです。ここまで回復してきたことに対して、今度はご主人に対してのお返しの状態が用意されてきているようです。
病気を通して夫婦のきずなが深まってきたら、人の痛みを何とかしてあげたいという気持ちが出てきたのか、今回はお二人で=病の縁切り=のためにこられました。
これからの人生において、厳しい病気を通して夫婦のきずなが深まり、これから何をすべきかを腹を割って話し合いができる機会をということで、ご一緒に来られての儀式を受けられました。
お二人に「今までは旦那さんが奥さんに愛の手を差し伸べ、今回は奥さんがご主人に大丈夫よ」と声を掛けてあげるときが来たようです。
病気の因縁は=一生一度の儀式=で断ち切ったので、お互いの誠意が日々実ってくることを、確りと応援してあげたいと思います。
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