月一回夫婦でお越し

　　　　　　　　月一回夫婦でお越しくださっています

　和白にいたときは近かったので施術に来るのも来やすかったと思います。しかし皇法健康所が田久に移ったことでどうされるのかなと思っていました。

　ご主人が多少認知症的な症状があるということで本人もさることなのですが、奥さんの方が今の状態をそれなりに維持していくためにということで、月一回来られるようになりました。それも今年の９月からは３年目に入ります。

　ご主人は喜寿を過ぎましたし、奥さんも７０歳を迎えようとしています。運転を担当しているのでそれなりの気苦労もあるでしょうが、気持ち良く田久に来られている姿を拝見しています。色々と気になることも出てきているようですが、ご主人が先に施術を受けて一休みしているときに積もる話をされています。

　かなり厳しい状態の時もありましたが、月一回の手入れをする時間をつくることが、お二人の中では安心という気持ちがあるようです。時々「先生元気でいてくださいよ、そうしないと私たちが困りますから」といわれます。

　そう言ってくださる方が次第に増えてきていますが、日々の生活を大切にしていきながら、いつまでこの仕事をさせていただけるのかとふと思うこともあります。

　ご夫婦を拝見しながら「お二人はいつかは必ずお別れが来て一人になりますね、だから今一緒におれる時間を大事にしてください。しかし私は一日一日旅立った妻に会える日が近づいています。だから夜休むとき、今日もお蔭で元気に仕事をさせていただき、ありがとうございましたとお参りしています」と話しました。

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