今回は少し早めに

　　　　　　　　　　今回は少し早めに来られました

　脳腫瘍の方が今年に入って一カ月以上空いて施術に来られています。それはご本人の都合ですから、こちらは来られた時に精一杯のホローを心掛けています。これほどあくと一番つらいのは本人自身だと思います。

　前回来られたとき今までで最高の期間あいてこられました。家では子供さんから「おかぁさん何か怒っているの」といわれるほど顔が浮腫んでいました。それを聞いてこれはやばいという気持ちが出てきて来られたようですが、気になるか所から<瀉血>したら、本人自身が驚くような色でした。

　前回帰られる時「今度は早めに来ます」といわれて帰られました。今回は２週間近くになっていましてたが、腫れた感じが前回とは少しばかり違っていました。その感覚は本人自身が感じられると思いますが、前回はまぶたが腫れて見えない状態でした。

　今回は少し空いていましたが、早く来れて良かったという気持ちの影響もあるでしょう。診断よりもまずはベットに上げて<整顔>をしていくと、少し瞼の開きが出てきました。それをすましてから背面に<皇希水・リペアクリーム>を押し入れていき、通常の施術がしやすい状態に仕上げ行きました。

　仕上げとして置鍼は仰向けで、頭部・顔を主にして全体に刺していきました。時々「あっ!痛い」という声が出ていました。それが済んで＜遠赤の温めセット>で体全体をしっかり包んで、ゆっくりしていただきました。ムートンしきふの上で、快い感じと程よい温もりで一休みできたようです。

　最終仕上げとして頭部・顔から<瀉血>をしていきましたが、前回のどす黒さがなくなっていい感じの色になっていました。この色を本人自身がどう感じたのか「あけたらやばいという感じが改めてしました」といわれました。

　これない間のサプリの補充が厳しいようですから、施術に来られるようにされたい気持ちが出てきたのでしょうか。施術後の感想が「頭がすっきりしてきましたし、目があいて物がはっきり見えます。この感じが続くようになったらいいのですが」といわれていました。

　帰られる時に駐車場まで行きましたが、ほっとされた表情が見られました。間隔が空いて一番つらいのがご本人ですから、次回はいつごろ予約が入るのかなという思いで見送りしました。

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