久し振りに来られました

　　　　　　　　　久し振りに来られました

　腰痛で困った時に調整したら元気になられて、喜寿の今でも月に三回はゴルフに行かれているようです。５３年付き添ってこられた奥さんは認知症が進んで「あなたは誰ですか」といわれるようですが、それで自分が何ができるかといえば何もないそうです。

　来られたとき「病院で診てもらったら椎間板へるにゃといわれて手術をしました。その後は良くなったかと思っていたら、最近また痛みが出てきたので紹介してくれた後輩に電話を聞いてまた来ました」といわれました。

　入ってきた様子を見たら、かなり腰が折れ曲がり、ソファーに座ったら、痛み止めに貼っているサロンパスを何枚ものけていました。それが終わって手術痕を見せてくれましたが「最近は手術した左側に痛みが出て、ゴルフのフィニッシュに無駄が多くなった感じです」といわれました。

　肩もご多分に漏れず芯が固く、腰のところは冷たく鈍い光沢が見られました。この方は好きなゴルフを気持ち良くするための調整をという感じですから、それに基づく手当てをしていきました。
　先ずは<皇希水・リペアクリーム>を押し入れて行くと、筋肉の解れを感じてはいるのですが、それが何ですかとにかくゴルフを楽しくしたいという気持ちが強く感じられました。

　通常の施術をしていき、置鍼等で患部の解しを徹底して、仕上げで気になる一点から<瀉血>をして、そこに=不思議シート=を一枚だけ貼りました。
　ベットでの施術を終えて「腰を捻ってみて下さい」と言ったら、今までにない捻りができていましたが「今日は施術を受けたから軽くなったのでしょう」と、感動もなく驚きもなしにコルセットをして帰られました。

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