先輩に支えられて
先輩がある記事を見て「私の後輩が歩けなくなって困っています、何とかしてもらえませんか」と問い合わせがありました。その方が言われるので、私としてもお役に立つことであれば何とかと思って、ご縁あってお越し下されば応援させていただきますとlineでのやり取りがありました。
その方は佐世保に住んでおられて、各地の山に登られていた元気な方とのことでした。ワクチン接種後の後遺症で歩行が困難になり、色々とリハビリ等の手当ても=自費=で取り組まれているようです。
先輩は後輩の様子を聞いて「とにかく一度福岡に来て、私の知り合いの鍼灸師に診てもらいなさい、何か生きるためのヒントがあると思いますよ」と何度も誘われたようです。
ようやく気が熟したのか来られるという日が設定されました、宗像・桜美台の玄関に立たれた姿は二本の杖に支えられおぼつかない歩き方の女性でした。佐世保からJRで博多駅まで来られて、そこに運転手の男性と先輩が迎えに行かれ、そこから宗像まで来られたようです。
先輩たちの応援を受けてでも来たいという気持ちを持つようになられたことに対して、私自身も何とかしてあげたいと痛切に思いました。杖をつく手は確りしていますが、足元がふらついていますので、宗像の階段上りも大変でした。
言葉もカルテの氏名を書く手もしっかりしていたので<波動診断>で診ていくと、左右の足を何とかしてください、とくに右足が気になりますということになりました。まず足全体に<皇希水・リペアクリーム>を足全体に押し入れていきました。感覚的に左足が軽くなったのはわかりましたが、右足の方が今少しという感じでした。
施術をしていた時「今まで経験のない耳鳴りが突然し出し始めました、これは何かと思いました」といわれたので「きっと誰かの応援がいただけたのではないですか。方向性が見えて良かったねという気持ちで取り組みましょう」ということになりました。
先ずは=ミニ整顔=を手のラインをしていくと、スッキリ感が見えてきましたが、本人自身顔の様子などほとんど見てなかったようであまり関心を示されませんでした。しかしそれが進んでいくと「スッキリした顔は久しぶりですが、なかなかいいですね」「この顔を皆さんに見せてあげてください。疲れた顔はあなたにふさわしくありません」の言葉でふと我に返ったようでした。
事前の手当てがすんで、置鍼は前面の特に両足に重点的にしていき、遠赤グッツ等を両膝を覆い、遠赤マット・ウルモで覆いました。それから=仙人ばさみ=は左右の足の胃経・胆系の人差し指・薬指をはさみました。痛みを感じられたのかぴくぴくとしていましたが、時間いっぱいされていました。
仕上げの段階で頭と足の4点から<瀉血>をしました。本人は鍼やいいといわれることはいろいろとされたようですが、こうしたトータルに施術を受けられたのは初めてのようでした。
一回でとやかく言えるものではありませんが「次回の予約を入れて帰りたい」といわれました。「今回同行された方たちと、日程調整をしてまたお世話になります」といわれる姿に力強さが見えました。
この年で施術させていただく方たちとは、毎回=一期一会=を身近に感じます。ご縁のつながりを含め、こうした緊張感が私の元気の源なのかと感じる今日この頃です。
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