久し振りに

　　　　　　　　　久し振りにこられました

　脳腫瘍の女性が２週間ぶりに来られました。気になっていた=病との縁切り=をされたことで随分気持ちが前向きになってきていました。

　調理師の現場でも確り働きができているようで、本人が「昨年の今頃は母親が亡くなったり、自分のこれから先を考えてみたら、不安の中で生活していました。今年は仕事もできていますし、自宅に帰りついたら考えていた食事を作り上げて、ちょっと走ってきます」と言って出かけているようです。

　走ることで血液の循環が良くなっているような感じがしますし、このようなことを今していることが不思議に思いながら、続けることに意義があると前向きな気持ちを聞くことが出来ました。

　来年行われる=金印マラソンの１０キロ=に出場するつもりで、走り込みをしていますといわれる姿が、とても生き生きしています。よくもここまで元気になられたことと思います。

　久しぶりですし<波動診断>したら、左の後頭部に何となく違和感があるという訴え通り、その場所で指が反応したので、通常の施術後の置鍼は伏せた状態で左頭部に鍼が差しやすい状態で一休みしていただきました。その時に=仙人ばさみ＝は手は三焦・心包経の薬指、足は親指と頭部の胆経につながる中指をはさみました。

　仕上げは左後頭部と手の薬指から<瀉血>しましたが、やはりそうですかの感じのものが出ていました。それを見られて本人は「後頭部のモヤモヤ感が取れてスッキリしました。おかげで自分はここまで元気になってきましたので、今度は選手交代で主人の元気回復を応援してあげたいと思います」といわれる姿に「よくぞここまで元気になられましたね」という言葉が相応しくなってきました。　

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