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介護の仕事で学ぶこと

        介護の仕事で学ぶこと

 施術を受けに来られている方の中に、介護の仕事をされている方がいます。施術後久し振りに色々な話を聞くことができました。

 その話を聞きながら、自分の年を考えたら遅かれ早かれお世話になる年になってきていますので、より身近に聞くことができました。いい年を取るということはどういうことなのかと、考えることが時々ありますが、介護されている方に聞くと果たしてそれができるのかと思ってしまいます。

 あんたたちは介護してお金をもらっているのだから、これくらいやんちゃしてもいいのではないかという方もおられるようです。また「いつもお世話になっていますが、よく声を掛けてくれてありがとうございます」といわれる方もいるようです。

 施設でおとなしい人は車いすに乗せられて、一カ所にまとめられているようですが、お互い同士が話す様子も見えず、ただ一点をじっと見ている方もいるようです。
 逆にやんちゃする人は暴れるので、職員さんが出てきてなだめたり、すかしたりと手をかけている方も見受けられるようです。

 担当される方に「いつもお世話してくれてありがとう」といわれる方の表情はとても穏やかで、介護士はその姿を見て自分はこういう年を取りたいなと思うようです。歳をとると会話も少なくなり「ありがとう」「いつもお世話になりますね」という言葉をかける方が少ないようです。

 そうした話を聞きながら、今自分は子供たちにお世話になっていますし、何かがあったら「ありがとう・お世話になります・いつもありがとう」という言葉を、お経のように言えるようになりたいなぁと思っています。

 今のところ引退とか楽隠居ということは、新築の家を建ててもらっているので考えてもいません。
 生涯現役で仕事をさせていただいて「ながいあいだ、色々とお世話になりました」と旅立ちたいと思っています。しかし、どのようになるのか=日々是笑進=を心に刻みながら、仕事をさせていただいていることに、感謝し元気で日々過ごしています。

 傘寿で家を建てて、その一室で日々施術の仕事をさせていただいていますが、ゆっくりと話を聞いたり、この年だから言えること、言いたいことを話すことができるということに感謝しています。
 わざわざ足を運んでくださる方たちと=一期一会=のご縁を大切にしていきたいという思いが、少しづつ強くなってきている今日この頃です。

皇法健康所

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