咳が出て止まりません　(3)

　田久の新居に越して7ヶ月を過ぎようとしたときにに、受付け担当に何とか午前中予約に入れてくださいといわれてこられました。とにかく「咳が出てなかなか止まりませんので、何とかしてください」ということでした。

　以前の仕事が看護師ですからその筋で何とかなるのではと普通は考えると思いますが、仕事は仕事として取り組まれていました。自分を含め家族の体調管理は別の手立てを考えられていたのか、ご夫婦と子供たちは何かがあれば施術や相談に良く来られていました。

　今回来られて最初の施術を受けて帰られたら、ご主人が「あらまぁ!もう元気になられましたか」と嬉しそうに声を掛けてくださったようです。二回目に来られた時の報告が「昔の仲間たちが顔色も良くなり、動きが以前のアナタですね」といわれたようです。

　来られた時に何回したらいいのかと<波動診断>で診たら3回と出たので、今回はその仕上げという意味合いがありました。咳はほとんどなくて、動く姿がとてもスムーズでしたし、本人もこんなに早くその結果が出るとは思ってなかったようです。帰られる時に「次は来月の終わりころに、これからは月一を目標にして、体調管理に努めます」といわれました。

　今回の施術は背面を主体にしたものになりましたが、何となく引き締まってきたからだが本人的にほっとされた感じに見えました。しっかり解して置鍼をしましたが、ぐっすり眠られたようです。眠りたいのに咳で眠りなかった生活が、置鍼の間に熟睡できたことを喜ばれていました。

　仕上げは顔での調整になりましたが、本人が「浮腫んだ顔がスッキリしてきて、何か小顔になりました、エステに言ったもこんなことはないでしょうが、ここに来たら施術とエステの両方していただけるので、時間は作って来なくてはいけませんね」といわれました。

　施術が終わったとき、大きな鏡をじっと眺めながら「あの浮腫んだ顔はどこに行ったのですかね、からだも引き締まっていますし、田久に来ていただいたことを喜ぶ一人てす」といわれました。
　このような方たちに支えられて46年という歳月を過ごしていることに、旅立った妻を含め子どもたち、さらに応援してくださる方たちのお役に立ちたいという思いが一層強くなりました。

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