転んで大腿部強打

　　　　　　　　　転んで大腿部を強打しました

　中学生の陸上部の生徒がトレーニングをしていた時、前を走っている部員と足がもつれて階段から転んで落ちて、切り株の根っこに当たって右大腿部を強打したそうです。立ち上がっても歩けないので、病院での診察を受けたら「毛細血管がかなり破れているので、それが落ち着くまでしばらく様子を見ましょう。どうしてもというときは手術を」といわれて、松葉杖二本を渡されたようです。

　今しっかり走りこんでいないと、秋の大会への出場は厳しくなるでしょうし、固定されない手当てで様子を見ることになったそうです。

　そうした時に元看護師の先輩の方に、看護師の母親が相談されたようです。そうしたら「私たち家族もそうした事態で何度もお世話になったところがあるので、とにかく連れていってあげよう」ということになったようです。

　元看護師から電話での相談があったので「とにかく状態を見せてください」ということで、本人を連れて来られました。元看護師が「ここを木にぶっつけたようです」とちょっと触っただけで「痛ッ！」と大声が上がっていました。そこで今までの経験を活かして<皇希水・リペアクリーム>をゆっくりと押し入れていきました。腫れも減ってきて、手のひらの押し圧にも声もなく静かでした。

　事前の手当てがすんで、仰向けが置鍼をしていきました。多少不安もあったでしょうが、静かに耐えていました。大腿部から、付き添いの元看護師の手を借りてツボの一点から<瀉血>をしました。出にくい場所でしたが何とか絞り出しました。

　最後は顔の右ほうれい線から同様の処置をして、ベットでの処置が終わるころ「右ひざがもう少し痛い」といったので解しのアイテムを押し入れて、屈伸を何度かして立ち上がっていただきました。すると何ごともなかったように歩き始めて、筋肉圧縮器のコンセランまで歩いて行きそれにかかりました。

　付き添いの元看護師が「私達はいつもそうした不思議体験をしていたのよ、あなたもその仲間に入れたね」と会話をしていました。全てが終わったら「こんなに体が軽くなるとは、みんなに教えてあげたい」といっていました。病院では体験できなかった、短い時間でこんなに解れる体験ができたことを喜んでいました。

　本人に「ゆっくり体調に合わしてトレーニングしてください」と話しました。駐車場に送って出ましたが松葉杖を使わずに抱えて、お礼をいわれて車に乗り込まれました。
　話をしてわざわざ連れてきてくださった元看護師の方のお役に立てて、私の方が嬉しく思いました。

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