首が回りませんので・・

　８か月ぶりに来られての第一声が「首が痛くて回りませんし、肩も凝っています。何とかしてください」といわれて入って来られました。

　最近は定年後の許された時間、以前勤めていた介護施設にいって働いているとのことでした。そこでお年寄りの爪が伸びているのを見て、爪切りばさみで一人ひとり切ってあげていたら、その後から肩がカチカチになって首が回らなくなったそうです。

　看護師をされていた時も、何か故障したら和白に来られていましたし、田久にも来られていました。良く言われていたのに「時間作ってきたら、施術後には体がスッキリします」といわれるので「職場ではそんなことはないのですか」とあえて聞いてみたことがあります。

　本人は「仕事は仕事、自分のケアーはケアーをして、気持ち良く過ごしながら働きたいです」という話を聞いたことがあります。看護師さんの仕事がら、なかなか難しい立場にいるようです。

　一応<波動診断>で診て、ベットで伏せていただき、上半身はブラジャーだけで、そこに<皇希水・リペアクリーム>を押し込んでいくと「何か筋肉が解れていく感じがします、これが嬉しいです」といわれました。その流れで背面全体に押し込んで、その後は通常の施術をしていきました。

　最初の=尻押しの施術=で「何であれほど痛かった肩から首が何で解れるのか、いまだにわかりませんが、まずは楽になることが嬉しいです」といわれました。伏せた状態で置鍼をしましたが、後頭部・後ろ首すじにも鍼を刺しました。その状態でムートンの上で一休みしていただきました。

　仕上げは後頭部・首すじ・肩から<瀉血>をし、さらに仰向けになったときに、顔からも同様の処置をしました。それが終わって「頭が軽くなり、目がはっきり見えるようになりました。ここでしか体験できないことですが、私はここがあるから助かります」といわれました。

　私は来られる方たちとのご縁を楽しみながら、帰られる時の様子を拝見しながら=人を癒して癒されるの実践場=があることを、改めて感謝する日々が続いています。

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