何となく気が重い

　　　　　　　　　　何となく気が重いです

　新年初めての施術を受けに来られた方が「なぜか私は寝たときも歯を食いしばっているのか、何となく顔全体が痛いです」といわれたので、とりあえず<波動診断>で診たら、首から上を何とかしてくださいになりました。

　本人に「寝るときは寝たらいいのに、何で寝てまでがんばっているのですか」と聞きました。すると「あまりに歯が痛いので歯医者に行ったら、寝たときに歯を食いしばっているようですね」とごく当たり前のことをいわれたようです。

　以前もそうしたことで相談を受けたことがあります、あれもしないと、これも今しないとということが多過ぎて、一日経ってみたら何もできてないという現実をみられているようです。そこで「今日しようということを箇条書きに書いて、する順番を決めてひとつづつ片付けていかれたらいかがですか」と提案したことがあります。

　それをし始めた時から、その相談がなくなってきました。久しぶりにその相談を受けたので、気持ちはあっても年を取ってきているので、前回よりももっと幅を狭めて、ひとつづつしていき片付けたという歓びを体験されてはいかがですか」と話したら「そのように前も聞いていたのですが、なぜかもともとの癖が出てきたようです」と述懐されて施術に入りました。

　仕上げの置鍼の段階で顔の腫れたところに鍼をしました。その後から<瀉血>をしましたが、それらしきものが出いました。本人が「顔の感じがすっきりしてきました、何となく腫れているのを鏡を見るたびに思っていましたが、年明け田久に行って何とかしてもらいましょう」という思いで年末・年始過されたようです。

「今年は水性の腎気を高めて耳を上手に使って、上手に聞き流せるようにしていきます。できることをしっかりしていき、できないからといって自分を責めないようにします」と決意されました。

　いきいきした表情を拝見していたら「疲れたときはどうしても負の考え方で自分を責めるので、それをやめるようにします」と笑顔を交えながら、施術後のスッキリ感で気になることを上手に処理していけるという感じが出てきていました。

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