10年ぶりのお越しとか

　還暦前の58歳の方がこられました。和白には何回か来られたようですが、田久にきたことは電話番号の登録を知られていたようです。本人から「何となく調子が良くないのですが、診てもらえませんか」と問い合わせがあったので、場所は娘宅前ということで案内しました。

　予約時間が近くなったので駐車場に出たら、それらしい車が到着したので案内しました。見覚えがあるようなないような、和白の診療券は大事に持っていたようで、出されて手渡してくださいました。

　お久し振りですし症状を聞くと「血圧が高くなっていて、何となく気分もすぐれません」といわれたので<波動診断>で診ていくと、首から頭部にかけて何とかして欲しいということになりました。五行で診たら土性の脾・胃系統の疲れが診られ、必要以上に気づかいされていませんかと伝えました。

　するとどうしてそれがわかるのですか、和白ではそうした体験はしませんでしたがという感じに見られました。よくよく聞くと「定年前ですし、何となく雑用に追われている面があります。そうしたことで常に緊張気味で、帰宅しても何か色々と考え過ぎている感じです」といわれました。

　背面に<皇希水・リペアクリーム>を押し入れると、全体的に解れて楽になってきているのに、それに対しての感想も感動もなく、施術だけは進みました。一通り解して置鍼は背部全体にしていきました、さらに<遠赤の温めセット>で全体を包み込みました。

　それが終わって気になる頭部から<瀉血>をし、さらに仰向けで<整顔>をして前面の解しを遠赤グッツで筋肉の解していきました。顔の表情を確認していただきましたが、それに対しての感想もありませんでした。

　10年も経ってわざわざ来られたのに、なんでだろうという思いで仕上げていきました。すべてが終わりせめて土性のサプリが出たので一応説明しましたが、箱に書かれている説明文は読まれていましたが今回は持ち合わせがないのでといわれました。施術料を払うときは10000円札で精算されました。

　帰られる間際になって「頭がすっきりして、気持ちがいいです」といわれました。この言葉を聞いて、私はなんといったらいいのかと一瞬戸惑いましたが「何かあったらまたお越しください」と話しました。次回はいつお会いできるのかなぁーと思いながら見送りしました。

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