追突のお陰でと

　　　　　　　　　　追突事故のお陰でと

　追突事故に遭った女性がご縁あって来られるようになりました。私本人に言った言葉が「追突事故に遭ったことに対して、怨みつらみでは治るものも治りにくいです。田久を知っている人から、とにかく行ってみてごらん何かが変わるからという話が聞けたのかな」といいました。

　本人はまさかそんな話を聞くとは思わなかったようですが、治りたいという一心で来られるようになりました。すると注文することが多くなり出したので「今日はどことどこをしたらいいのかな」といったこともありました。

　元気になってきている様子を家族や同僚の方たちが見られて「元気になっている状態が随分早いし、悔やみもなく働いていることができるところがあるようで、紹介してください」といわれて家族を含め何名かの方たちがこられました。

　人を紹介するということはそれなりに勇気がいりますが、事故に遭ったことで考え方を変えてみませんかということを、本人なりに努力している姿を見られて「追突されたと聞いたのに元気になられていますね」という話も聞きました。

　最近は自分が運転して両親を連れて来たり、からだを癒す専門学校に入学されて通学しているようです。追突事故を通して学ばれたことが、人を癒してあげられる言葉として使えるようになってくることを楽しみにしています。

　最近は追突の「つ」の言葉も出ませんし、今回は「何となく足先がしびれていましたが、それも良くなってきています。これで借りている畑での無農薬の野菜栽培が楽しみになってきました」といわれました。それくらい気持ちが前向きになってこられました。

　災い転じて福となすを実践されている方の、さらなる応援をさせていただけることが、私の生きがいにもなるのではないかと楽しみになってきました。

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