何か味が変ですが

　いつも食べている食事の味が何か濃くなってきた感じだけど、どうしたのかなと思って奥さんの様子を見たらじんましんが出ていたので驚いたようです。身近にいてもきずかなかったことを反省して「とにかく田久に行って手当してもらってきたら」といったそうです。

　そういったら「色々と用事がつかえていていけません」といわれたそうです。本人的にはそれなりに気にはなっていたようですが、それをいうタイミングがなかなかなくて本人なりに困っていたが、やり過ごしていたようです。

　旦那の最終カードとして「あなたは鏡を見なければわからないかもしれないが、私がその顔を見るのはさてもせつないのでとにかく施術を受けにいってください」と懇願されたようです。それでようやく行きたいという気持ちと、行かせたいという思いが一致してこられました。

　かなり腫れてはいましたが、施術後は腫れも減って自撮りで旦那さんに写メを送っていました。その後の様子を旦那さんから聞くと「あれほど腫れていた顔がスッキリしていましたし、最近は食事の味加減が安定してきました。からだの調子が悪いと、味加減にばらつきが出るのですね」という報告を聞きました。

　あれほど気になっていたじんましんの様子も気にならなくなり、今までは何となく痒くてかいていた様子が、それも見なれなくなりました。旦那として早く気付いてやさしく「定期的に施術を受けに行かれたらいいのではといいます」といわれていました。

　これを機会に奥さんも月一回の予約を入れて帰られましたが、それが今回のお互いの思い違いが、思いやりに変わってきたようです。予約をしたいが入れられなかったという状況が、入れた方が奥さん自身の行動も予定が立つということを実感として感じられたようです。

　こうした思い違いや、行き違いを、お互いの気持ちを聞きながらそれなりに収めていくのも大事な仕事という思いが強くなりました。前者に学ぶということを教えられることが何より嬉しいです。

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