ご夫婦で来られました

　ご主人は息子さんの奥さんから「その症状なら田久に行かれたら」といわれてこられました。施術していき解れてきたので「どうですか。軽くなりましたか」と聞いても「良くわかりません」といわれました。施術する方は解れてきているのでし易いのですが、本人が「その感覚がわかりません」といわれる方でした。

　しかし何度か続けてこられて、奥さんから「いい感じのようだが、私も連れて行って欲しい」ということで予約が入りました。奥さんの症状は、腰・肩・首・両ひざ・めまいと書かれていました。それはご主人が書かれていた症状ですが、似たもの夫婦ということかなということで、先ずは<解しのアイテム>をふくらはぎに押し込んで肩の状態を聞くと「軽くなったかどうかわかりません」の第一声が入りました。

　解したところで感想を聞くと「良くわかりません」の一言でした。ご主人の時も「解れましたねと聞かれてもそれが良くわかりません」とお二人共楽になってきている感覚が「良くわかりません」の状態が続きました。ご主人をしたときもそうでしたから、それはそれでいいのですか、奥さんには<筋肉ケアー>をした時に顔が引き締まってすっきりしたことはわかられました。

　施術者として何かスッキリしない状態で、ご主人をする番になりましたが「楽になりましたか」という感じが何なのか良くわかりません」といわれるので、施術した方としてない方をあえて比べたら「そういわれたらそうかもしれませんが、それがどうなのかということがわかりません」といわれました。

　ご主人をしているときに、奥さんにした方としてない方の状態を診てもらったら「あらっそうですね」といわれました。しかしそのことをご主人に伝えても「それが判りません」といわれるだけでした。帰られるときも「スッキリして帰らしていただき嬉しいです」という言葉は、お二人から聞くことはありませんでした。

　何となくわかられているようですが、それは施術を受けたからなったのかどうかの判定の基準がご本人がどう感じられているのか、不思議なお二人に出会いました。

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